英語だけできてもダメ!20代女性が英語を活かして転職するには!?

女性向け

英語が得意なのに、それを生かして働けていない!英語を使った仕事がしたいと思っている20代女性の方へ。

  1. 英語「だけ」できてもワーキングプアになる現実
  2. 英語を活かせる仕事、英語以外に磨くべきスキル
  3. 20代女性の転職の注意点

という内容で、英語を活かして転職したい20代女性の転職を応援します!

英語だけできてもワーキングプアになる現実

はじめに、英語は世界的にも主要言語として用いる人が最も多く、その数は15億人に上ります。グローバリゼーションを考えたときにも英語を話せることは大きな強みとなるでしょう。
しかし一方で、英語の語学スキルがかなり高くても、それがなかなかキャリアに活かせていない方がいらっしゃいます。例えば、翻訳会社に正社員として勤務していたけれど会社自体が業務縮小をするため給料が下がってしまい結果ワーキングプアとなってしまうこともあり得るようです。英語を活かす仕事である翻訳の仕事も、最近では市場価値の低い仕事になりつつあるのは事実です。
英語を活かし働くにはどのようにしたらよいか考えてみましょう。

英語を活かせる職業

英語力を活かせる仕事を考えたとき、選択肢は2つ存在するでしょう。

1つ目は英語を「売り」にする専門的な仕事に就くこと。
2つ目は英語を「使って」企業で働くことです。

英語を「売り」にする専門的な仕事

日英通訳者

英語を「売り」にできる専門的な仕事の代表として「日英通訳者」という仕事があります。
仕事内容として、主要言語の異なる会話の内容を「日本語から英語へ」変換したり「英語から日本語へ」変換します。通訳を行う際には、ただ言語を変換すればよいというわけではなく、会話の内容に含まれた感情や心情といった微妙なニュアンスを考慮しなければいけません。例えばジョークやユーモアなども国が異なれば意味が伝わらないことがあります。ときにジョークをそのままの単語で直訳してしまうと差別などを招いてしまうこともあり得ます。そのため通訳者は言語だけではなく、その国の文化を学ぶ必要があります。
「日英通訳者」として働くためには国家資格の所得が必要となります。

通訳案内士

日本には年間を通して数多くの外国人観光客が訪れています。そんな彼らの案内を司るのが「通訳案内士」という職業です。
通訳案内士は外国人観光客の観光案内の他に、旅行のスケジュールを管理したり、ホテルや旅館などの宿泊施設への予約を取り次いだり、旅行者の荷物管理など観光のサポートを行います。
外国人観光客の話す英語を聞き取るリスニング力や、観光客に旅行を満喫してもらうためのコミュニケーション能力が必要となります。また英語だけでなくその土地の歴史やグルメといった「観光知識」も蓄えてえおくと仕事に役立つでしょう。
「通訳案内士」として働くためには国家資格の所得が必要となります。

日英翻訳家

「日英翻訳家」の仕事内容は、海外書籍や海外メーカーのマニュアル本を日本語に翻訳したり、現在ではWebサイトを翻訳します。「日英通訳者」同様、言語だけではなく文化的教養も必要になるでしょう。
簡単な文章の翻訳などは在宅ワークとして扱われているため気軽に始められる仕事です。実務経験が求められる業界なので、実際に仕事をこなしていきながら英語スキルを高めていきましょう。

英語教師

中学校や高校に勤務する「英語教師」になるには「教員免許」の所得が必要となります。学校教育で扱われる英語は実践的なコミュニケーションが目的ではなく、受験で役立つ文法知識や受験問題を解くコツを教えるものです。

英会話講師

英会話教室を開く「英会話講師」はキレイな発音で英語を話す能力と、構文の整ったナチュラルな英語を話す能力が求められます。
英会話教室も子ども向けから社会人まで様々なターゲット層があるため、ニーズに合わせた対応が必要です。

英語を「使って」企業で働く

外資系企業

外資系企業で働く場合、英語を主要言語として使用することがあります。

貿易事務

海外からの物流に携わるので高い英語力が必要となります。主に輸出入に関わる人たちへの情報伝達や調整を行います。

バイヤー

外国に赴いて生産者から売れる商品を見極めて買い付けます。

商社

世界中を飛び回り、メーカーに代わって生産者と交渉や取引を行います。

空港の受付業務

外国人の利用が多い空港は英語を活かす職場として有名です。ネイティブな英語をしっかり聞き取る対応しなければいけないため、高いリスニング能力が求められるでしょう。

旅行会社

「ツアーコンダクター」は海外旅行のガイドとして現地で英語を使ってコミュニケーションを行います。渡航先は様々ですが、国際共通語である英語能力がなければ務まらない仕事です。

テーマパーク

外国人観光客が多く訪れるテーマパークなどの観光地にも英語が使えると重宝されるでしょう。

ホテル・旅館

外国人観光客が宿泊に利用するホテルや旅館にも英語を活かす場として需要があります。

英語以外に身につけるべきスキル

英語はあくまでもコミュニケーションの道具でしかない

英語を活かすことのできる職業をいくつかご紹介しましたが、これらの職業につく場合英語に強いだけでは意味がありません。
仕事の現場では“英語を使って行う”「マーケティング能力」や「マネジメント能力」「デザイン力」「テクニカルスキル」「ポータブルスキル」といった能力が求められます。とどのつまりビジネスの現場において英語は単なるコミュニケーションツールでしかないため、どんなに英語に長けていてもトータルのビジネススキルがなければ活躍することは難しいでしょう。
身につけておくべき5つのビジネススキルをご紹介します。

ビジネスマナー

ビジネスは信頼関係の上に成り立つものです。そのためにはきちんとしたマナーを身につけ相手から信頼を得ることが大切です。服装や仕草などを意識し品格の高い女性になりましょう。

コミュニケーション能力

対人関係をスムーズにしお互いの意思疎通をはかりやすくするためのスキルがコミュニケーション能力です。言語が異なるためコミュニケーションの難易度はや高くなりため、感情や心情を読み解く感覚が重要です。

管理能力

ビジネスには計画性が大切です。スケージュール(時間)管理能力、健康管理能力、お金の管理(収支管理)能力、生活管理能力などがあり、ビジナスを進める上での優先順位の判断にも必要になります。

問題解決能力

ビジネスの現場では必ず何かしらの問題やトラブルが生じます。その問題の本質を捉え解決に導く方法を論理的に考える能力を指します。ビジネスにおいて最も重要な能力でしょう。

プレゼンテーション力

相手にこちらの情報や意思を正確に伝える能力です。大勢の人を前にする状況でも個人的に面談する場合でも同じです。

20代女性の転職に必要不可欠な「キャリア」のイメージ

20代女性が正社員として転職を成功させるためには以下のことに注意しましょう。

転職活動は計画的に進める

20代で転職する際には今後の自分のキャリアビジョンを明確にすることが重要です。
ただなんとなくで転職を繰り返してしまうと、スキルや経験も中途半端かつ「すぐに辞める人」「長続きしない人」など社会的な信頼度を下げることにも繋がります。貴重な“若い”時間をそんな風に浪費してしまうことは、人生にとって大損害です。限りある時間を有効に使うためにも、しっかりと計画を立て転職活動に取り組むことをおすすめします。

自分を客観視する

今後のキャリアビジョンには当然現在の自分自身の能力値も計算に入れなくてはいけません。前述したように英語だけが長けていても仕事で活躍できるとは限りません。自分は何が得意で何が不得意かを再確認して、自分の市場価値を明確にしましょう。自分の市場価値が明確になれば、自ずと最適な職場に出会えるはずです。

ワークライフバランスを重視しすぎない

転職活動中「安定した会社に入りたい」「結婚・出産後も続けられる仕事に就きたい」と今後の私生活と仕事の関係を考えることはとても大切なことです。しかしあまりにもワークライフバランスの比重が私生活よりになってしまうと、企業側から「働く気がないのでは…?」「福利厚生だけが目的で仕事に関心がないのでは…?」などマイナスなイメージを持たれてしまうこともあります。ワークライフバランスは就職後にも環境を調整していくことは可能ですので転職活動中にこだわり過ぎない方がよいでしょう。

英語を話せるということは世界中の多くの人と交流を結ぶことができる大きな武器です。ただし交流を結んだだけで終わってしまっては意味がありません。交流を結んだ先に何を目的とするかが最も重要です。
英語はあくまでもコミュニケーションツールなのでどう使うかを意識して転職に活かしてください。