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家族のためにもっと良い会社に!でも失敗できないから踏み出せない…!そんな妻子持ち20代男性の「転職ジレンマ」

20代の転職

家族のためにもっと稼ぎたいのに、転職に失敗して家族に迷惑かけられないから踏み出せない。
そんなジレンマを抱える20代妻子持ち男性の転職について考えていきます。

  1. テキストが入ります。
  2. テキストが入ります。
  3. テキストが入ります。

20代妻子持ちの転職活動は在職中がマスト

「家計のために」
「子どもの将来を考えて」

転職を考えている20代妻子持ち男性にアドバイスです。
 
転職活動は在職中に行いましょう!
 
転職活動に集中したいからと今の会社を辞めるのは大きなリスクがともないます。当然のことながら会社を辞めてしまえば、毎月の収入がなくなってしまいます。
独身男性ならまだしも、妻子をお持ちの方ならば収入がなくなる事態は避けた方が良いでしょう。

転職活動の平均期間

一般的に転職活動の平均期間は3ヶ月〜6ヶ月といわれています。
転職活動の流れとして

1、募集企業の選択
2、応募手続き
3、必要書類の作成・書類審査
4、面接
5、内定
6、今の会社の退職準備(仕事の引き継ぎなど)
7、退職
8、入社

となります。
転職活動はスムーズに決まることもあれば、長期化してしまうこともあるため、収入面のことは第一に考えいておいた方が良いでしょう。

20代、年齢的にはまだまだ転職しやすい時期!

20代は転職市場においても市場価値が高い年代です。各業界における人材不足は深刻な問題で、どこも若い労働力を求めています。

ポテンシャル採用

20代前半~後半と30代に近づくにつれてその割合は減っていきますが、20代の場合は実績よりもモチベーションの高さや順応性を重視したポテンシャル採用を受ける機会が多いでしょう。20代であれば、新しい仕事でも吸収する力も強く、早い成長が期待できると考える企業も多いようです。
逆にそういった柔軟性や意欲をアピールできない場合、転職が失敗してしまう可能性が高くなるかもしれません。
現在転職活動がうまくいっていないという方は、このポイントを意識してアピールするだけでも結果が変わってくるはずです。

未経験の業種・職種への転職

ポテンシャル採用と重複する部分もありますが、未経験の業種・職種への転職も20代であれば可能です。20代半ばまでであれば転職成功の可能性が非常に高く、後半になるにつれて少し難しくなってくる部分もありますが、まだ可能性が高い年代といえます。異業種への転職を考えている方は、20代のうちに行動に移した方が良いでしょう。
中小企業などで働いていた方が大企業に転職するなど、働いている業界を変えるなどで大幅に年収をアップさせる転職も可能です。20代以降でもでも年収アップさせることは可能ですが、20代の場合はポテンシャル分もプラスされるため、年収をアップしやすい環境にあるといえるでしょう。

これからの人生、どのくらいのお金がかかるか考えたことがありますか?

子供を1人育てるのに2,500〜3,000万円かかると言われる

一般的に中学校卒業までの子育て費用(教育費含む)は1,740万円となります。
ここに高校・大学の費用を加えてみましょう。高校と大学の生活費を、中学校卒業時と同等の食費と生活用品費として年間45万円とすると、7年間で315万円です。中学校卒業時までの子育て費用1,740万円と合わせると、高校・大学の学費以外の子育て費用は、合計2,055万円となりました。
これに高校・大学の学費を合算します。高校と大学の学習費は、公立高校・国立大学と進むと約377万円となります。私立高校、私立理系大学となると合計842万円。公立高校・国立大学パターンであれば子育て費用は合計2,432万円程度、私立高校・私立理系大学パターンであれば合計2,897万円です。
下宿生となると更に費用がかかるでしょう。進学パターンによっては合計3,000万円程度かかることもありそうです。

【子どもの教育費】
幼稚園から大学まですべて公立の場合: 767万円
幼稚園から大学まですべて私立の場合:2,229万円
[文部科学省/日本学生支援機構統計]

その他必要なお金

マイホーム購入費用(ローン)

一 軒 家:平均3,600万円
マンション:平均3,840万円

老後生活

男性:平均寿命84歳 / 女性:平均寿命89歳

2人世帯の一ヶ月の経費:27万円
単身世帯の一ヶ月の経費:15万円
夫婦の生活が24年×12ヶ月×27万=7776万円
旦那が死んだ後、奥さん一人の生活が5年×12ヶ月×15万=900万円

ここに、葬儀代がかかります。葬儀代が一人180万ですので、180万×2人=360万円
これで約9000万ですが、日本人はどんどん長寿命になっていますので、1億円は考えておかないとまずいかもしれません。
老後費用に関しては年金でかなりの額を負担してもらえるのですが、そもそも年金というもの自体、自分たちで支払ったものですので先に払っているかどうかの問題であって、かかっている金額はだいたい同じと考えていいでしょう。

「妻子持ちは出世しやすい」は都市伝説?

男性は「結婚していることで守るものがあり、精神的に強くなる」と言われることがあります。
しかし今後独身の20代30代がますます増える時代においては、妻子持ちが転職において優位とは必ずしも言えないのではないでしょうか。
これまでの価値観として、適齢期に結婚し家庭を築きマイホームを建てることこそ社会人の成功の証だと定義されてきました。しかし最近では家庭をかえりみずに仕事に没頭するような働き方を良しとしない風潮が世間にも広がってきています。その流れによって企業側も家庭を持った男性には無理な仕事を頼みづらくなってきました。
逆に独身男性は自分の時間を優先でき仕事にも熱心に打ち込んでくれるため、家族を持った男性より出世していくことも珍しくなくなってきました。

20代妻子持ちの転職は家族の協力あってこそ

転職における「嫁ブロック」

「嫁ブロック」とは、夫が転職や起業を望んでも、妻の反対によりを断念し、内定辞退または選考を途中辞退をせざるを得なくなる事態のことです。
最近になって「嫁ブロック」と呼ばれるようになったものの、それ以前にも同様のケースはありました。昨今では女性の社会進出が進んだことにより “夫も妻も会社員”という共働き家庭が増加しており、妻の社会人としての発言に影響力が増してきたという背景もあるのかもしれません。
 
「嫁ブロック」が起こる要因として「給与」「勤務地」「休日」の3つがあります。

給与の問題

中でも最も多い理由が「給与」における問題でしょう。転職や起業によって給与が下がってしまう可能性は十分あり得ます。そうした場合、今までの生活水準がキープできなくなったり、住宅ローンや子どもの養育費を払えなくなるのではという不安が強くなるため、なかなか夫の転職を後押しすることができなくなります。

勤務地の問題

転職によって勤務地が変わることはよくあります。
現在住んでいる地から遠方へ通勤しなければいけない場合、通勤時間が長くなることによる夫の健康面を心配したり、帰宅が遅くなることで家事の分担が難しくなるため不満を抱きます。子どもが小さければ尚のことです。
現在住んでいる地から引越しなければいけない場合、自分も仕事を辞めたり、ライフスタイルが変わることに不満を抱きます。特に共働きをしている家庭に多いでしょう。

休日の問題

転職前より年間休日数が減ったり、平日休みなど休日の曜日が合わなくなったりすると家族団欒の時間が持てなくなるから不満を抱いてしまいます。
 
 
 
 
一度内定を辞退してしまうと、本当に働きたかった企業でも再応募できないという事態になりかねません。
そうならないためには、転職活動を始める前にしっかりと家族間での承諾を取り、条件面のすり合わせをしておくことがポイントです。「内定をもらってから説得する」という考えは後々トラブルに発展しかねないのでやめておきましょう。
事前にすり合わせをしていたにも関わらず、「いざ転職」となったときに「やっぱり反対」となることもあるかもしれません。その場合は内定先の企業から、給与や昇給システム、残業代、退職金、休暇制度、そのほかの福利厚生などの詳しい情報を提示してもらい、転職者自身がしっかりと理解したうえで妻に説明することが大切です。
言葉だけで伝わりにくい場合は、書面にして見せるとより説得力が高まるでしょう。例えば「給与」に不安があるならば、給与のテーブルを書面で見せることで安心してもらえることもあるかもしれません。
 
「嫁ブロック」の他にも「夫ブロック」「親ブロック」といった存在もあるようです。
 
転職の際には、夫婦間できちんとコミュニケーションをはかり、お互いの考えを理解し合うことで「嫁ブロック」を回避することができ、よりスムーズに転職を実現することができるでしょう。
たとえ反対を受けても家族が納得できる転職をすることで、自分自身も納得した転職を実現でき、新たな仕事へのモチベーションに繋げることができるはずです。