転職に学歴が関係ない時代へ。専門学校卒でも上手に転職!

20代の転職

専門学校卒・短大卒の転職は、大卒に比べて不利だと思っていませんか?
大学そのものが増え、多種多様な学部もでき、誰でもどこかの大学には入れるようになった今の時代、転職において学歴は、実はそれほど重要ではありません。

この記事でご紹介する内容はこんな感じです。

  1. 同じ職種への転職なら専門卒が有利
  2. 未経験分野への転職は難しい
  3. 「大卒以上」の求人に応募したい場合

同じ職種への転職なら専門的な技術と知識+実務経験で欲しい人材

実務経験のない新卒の時と違い、転職では「どんな実務経験を積んでいるか」が大事です。転職者の採用を企業が考える際、重視されるのは学歴よりも職歴です。

大卒の、社会人経験が浅く実績がない人より、専門卒でも社会人経験が豊富で実績を上げている人のほうが、特に同じ職種への転職においては有利なのです。

実務教育に重点が置かれる専門学校と、学問を突き詰める大学

大学卒と専門学校卒では、そもそも求められるものが違ってきます。

大学では「法学」「経済学」のような「学問」を学び、疑問に対する答えを突き詰めていきます。対して専門学校では、業務や資格取得に有利になるような、実務教育に重点が置かれています。

新卒の時の就活では、実務経験がない状態で判断しなくてはならないため、覚えが良さそうな大学卒を採用する企業が多いですが、転職では「仕事ができるかどうか」がすべての判断材料になります。専門卒のほうが、実際の業務に関する知識と実務経験を多く持っているため、転職では有利になると言えます。

未経験の分野への転職となるとハードルが上がる

同じ分野での転職であれば、専門的な技術と知識を持っているため、確実にキャリアを積み上げることができる専門卒ですが、未経験の分野となると話が変わってきます。その理由は概ね次の2つです。

・経験を生かしたアピールができない
・転職理由の説明が難しい
・応募できる求人の選択肢が少ない

別分野への転職の場合、大卒でも難しくなるのですが、特に専門卒では難しくなるケースが多いです。

経験を生かしたアピールができない

未経験の職種への転職では、今までの経験をどう活かしていくかアピールする必要があります。

専門卒の場合、一つの分野の仕事に活かせる専門的な知識や技術を学んできているため、未経験の職種に活かせる経験が少なくなりがちです。

転職理由の説明が難しい

学校で専門的な知識や技術を学んできたのに、なぜそれを活かさず別の分野に転職したいのか。これは面接をする企業からすれば当然の疑問ですが、この質問に答えることが難しいのです。

応募できる求人の選択肢が少ない

募集要項に「大卒以上」と書いている企業も少なくありません。そもそも「専門卒」を学歴とみなさない企業もあります。別分野への転職の場合、大卒よりも選べる企業が限られてしまうのです。

他業種への転職は退職理由を明確に!

あなたは、なぜ転職したいのでしょうか? 現在抱えている不満を解決するためですか? 何か成し遂げたいことを叶えるためですか?

転職というのは、あくまで手段であり、それそのものが目的なのではありません。転職した後にまた同じ問題を抱えてしまわないためにも、転職する目的は必ずはっきりさせておく必要があります。

たとえば、「事務職へ転職したい」と考えたとします。転職の目的をよく考えてみると、今の職場環境が悪く、職場環境が良いところで働きたいというのが目的だったりします。

この場合、「事務職へ転職すること」ではなく「職場環境が良いところへ転職すること」が目的であり、事務職である必要はないのです。

事務職であれば職場環境が良くなる、ということではありませんよね。女性の多い職場ならではの人間関係や職場の雰囲気などに悩まされるケースも多々あります。

今より良いと言われる職場へ転職したとしても、必ずしも自分が満足できるわけではありません。今より確実に待遇が良くなるわけでもありません。
転職する前に、なんのために転職したいのか、よく考えてみましょう。

別の分野にいきたい理由の伝え方

汎用的な知識や経験を身につけていて、かつ基礎学力も高いとみなされる大卒のほうが、専門卒よりも他業種への転職には有利だと言えます。

大学ではなく専門学校に行って身に付けた知識があるのに、わざわざ別の分野にいく理由とは?
このような質問に答えるときは、「やりたいこと」から「辞めた理由」へ結びつけるようにしていくのがおすすめです。

〇〇がしたいから、□□の業界へ入った
  ↓
でも××という理由でしたいことができないことがわかった
  ↓
〇〇ができる△△の業界へ転職したい

こうすることで、相手を納得させるストーリーが作りやすくなります。未経験の業界への興味本位ではなく、本当に長くその業界で仕事をする覚悟があるということを伝えるようにしましょう。

専門卒も第二新卒にあてはまる

専門卒の方の中には、「大学を卒業していないと、第二新卒には当てはまらないの?」と疑問を持たれる方もいるでしょう。

専門学校卒であっても第二新卒に該当するので、心配する必要はありません。「第二新卒」は一般的に「学校を卒業してから一度就職したが、数年のうちに離職して転職活動をする若手求職者」を指しますが、その学校は「大学・短大・専門学校」がすべて含まれます。

専門的なスキルや資格を持っている専門卒の第二新卒のほうが、学歴だけが高い大卒よりも重宝される企業も数多くあります。若い第二新卒の強みをどんどん活用していきましょう。

未経験職を目指すならできるだけ若いうちに

未経験職への転職を目指すなら、できるだけ若いうちに転職活動をしましょう。未経験の場合、まったく新しい仕事を覚えていかなければならないため、飲み込みが早く、教育しやすい若い人を企業は優先して採用します。

そのため、年齢が高くなればなるほど、未経験の職種への転職は難しくなると言えます。特に30歳を超えてくると、かなり厳しいのが現状です。

応募条件「大卒以上」に応募したい場合

募集要項に「大卒以上」と書いていても、専門卒の人が応募してはいけないということはありません。

大卒のライバルが多い場合は、採用される可能性は低くなりますが、専門卒だと絶対に採用されないというわけではありません。中には専門卒でも能力を見て採用する企業も一部あります。他の大卒の希望者が少ない場合に、繰上げで採用されるケースもあります。

「大卒以上」というのは、多くの場合、あくまで企業が目安や希望としての水準を設けているものです。特に応募者が多い企業などでは、たくさんの応募者の中から選ばなくてはならないため、学力の証明である「学歴」である程度ふるい落とすようにして選考しているのです。

なお、求人サイトなどでは、企業側はそこまで深く考えずに、良い人材が欲しいという意味で「大卒以上」と書いている場合もあります。他の応募資格を十分に満たしているのであれば、積極的に応募して良いでしょう。

転職で一番大事なのは学歴より職歴

転職の際ほとんどの企業が応募者に求めるのは、学歴よりも職歴です。社会人として働き始めてからどんな仕事をしてきたのかを重視しているのです。

履歴書や職務経歴書、面接では、職歴や前職の実務経験をしっかりとアピールしましょう。

職種・企業によっては大卒が絶対条件の場合も

将来的に管理職になることを期待される総合職や、国家公務員、その他一部の企業などでは、ほぼ大卒でないと採用されない職種もあります。採用水準については会社の裁量次第のため、どうしても大卒でないといけないかどうかは、それぞれの会社に直接相談するしか知る方法はありません。

転職活動に自信がない場合、このような訊きにくい相談でも応募先企業に直接相談・交渉してくれる、転職エージェントを利用するのがおすすめです。