転職に成功する30代と失敗する30代の違いとは?
30代の中でも、転職に成功する人と失敗する人に分かれるのですが、その理由は「20代から積み上げてきた実績やスキルの違い」だけじゃないってご存知でしょうか?? 確かに、20代の頃から積み上げてきた実績やスキルは、少しでも即戦力が欲しい企業側からすれば魅力的な採用基準ですが、そんな素晴らしいスキルや実績を持ってしても、転職に失敗してしまう30代もたくさんいます。また逆に、特に目立つような実績やスキルがない人でも今よりいい条件の会社に転職できている人は確かにいますよね。
そこで今回の記事では、転職に成功する30代と、失敗する30代では何が違うのかについてご紹介していきたいと思います。今後の転職活動にきっと役に立つ内容だと思いますのでぜひ参考にしてみて下さい!
目次
30代の転職理由から転職に失敗する原因がわかる!?
大手転職エージェント「DODA」が発表した転職理由ランキングによると、30代の中で最も多かった転職理由は「ほかにやりたい仕事がある」で全体の11.6%となっており、次いで「会社の将来性が不安」が全体の11.5%、「給与に不満がある」が全体の8.0%という結果になっています。こうした30代の転職理由を見ていくと、転職に失敗する人と成功する人の考え方の違いが見えてきます。本当にそんな動機で転職しても大丈夫ですか?30代の転職理由から自分のことに置き換えて少し考えてみましょう。
ほかにやりたい仕事がある
大手転職エージェント「DODA」が発表した30代の転職理由ランキングで1位となった「ほかにやりたい仕事がある」という転職理由。「ほかにやりたい仕事がある」と明確にその目的がある場合、転職に成功できる確率は高くなるでしょう。なぜなら、「ほかにやりたい仕事がある」わけですから、しっかりとその背景や理由を説明できるはずです。もちろん、その「やりたい仕事のために」に例えば、資格を取ったり、これまで何だかの準備もしてきたと思います。そうした目的に向かって、しっかりと準備をしているタイプの人は先ほども説明したように具体的にその「やりたい仕事」の根拠を説明できるはずですから、企業の採用担当者も、「この人は本気だ!」と採用してくれる確率は当然高くなります。
一方、「ほかにやりたい仕事がある」と考えている人の中には、単に憧れやイメージだけを持ち、具体的にその「やりたい仕事」に向けて、何の準備や行動もしていないタイプの人もいます。当然ですが、こうした憧れやイメージだけで「ほかにやりたい仕事がある」と考えている状態とは、医学部を専攻していない学生が「医者になる!」と言っているのと同じようなことですから、不採用になる確率は当然低くなります。
もしもあなたが「ほかにやりたい仕事がある」という理由で転職を考えているのであれば、その理由や背景をしっかりと説明できる状態にしておきましょう。
また、誰が聞いても納得してもらえるような根拠があれば、それだけ転職に成功できる確率は高くなります。
会社の将来性が不安
「会社の将来性が不安」という理由で転職を考える人も多いですよね。しかし、次に転職した「会社の将来性は安泰」といった保証はどこにもありません。たとえば、会社の売上高や社員数などから会社の将来性を決めているのであれば、それは注意が必要です。なぜなら、売上の大きさと倒産には、直接的な因果関係がないからです。
会社の将来性の基準をどこに置いて会社選びをするかは、人それぞれですが、会社の将来性という観点での会社選びは、次の会社の経営状態が悪くなればまた転職をしなければなりません。しかも、そうした事態が起きる可能性は十分に考えられます。となれば、「会社の将来性で選ぶ」ことも大切ですが、むしろ、仮にも転職した会社がどのような状況になろうとも、また転職ができる自分自身の将来性を考えた「スキルを身に付けられる会社を選ぶ」という考え方の中で会社を選ぶ方が、自分自身の将来性にもつながるのではないでしょうか。
よく大きな組織で働いていた人が小さな会社に転職して活躍できないという話を聞きます。同時に、小さな会社から大きな会社に転職をして活躍しているという話も聞きます。小さな会社では大きな会社よりも、業務内容が多岐にわたるケースも多く、様々な知識やスキルを身に付けなければなりません。一方、大きな会社の中で働く人の中には、会社のブランドや信用のおかげで仕事ができている人もいます。もちろんそれが悪い訳ではありませんが、「会社の将来性」という自分ではコントロールができないところに人生を預けるのではなく、自分自身の将来性という観点から会社を選ぶのも一つの考えたとしてありだと思います。
給与に不満がある
「給与に不満がある」という転職理由は世代を問わず、多い転職理由の一つですよね。その際、自分自身に問いたいのは「では、いくらの給与があれば満足するのか?」そして「その給与をもらうためにはどれくらいの成果を出す必要があるのか?」という視点から考えるということです。
どのような会社でも同じことですが、会社は「頑張ったこと」を評価しているのではなく、頑張ることは当たり前で、その上で何ができたのか?という成果で評価が決まります。つまり、平均年収が高い企業に転職ができたとしても、あなたがそこで「成果を出せなければ」あるいは「認めてもらわなければ」あなたの満足のいく給与が必ずしも支給される保証はないということです。
また、例えば同じ年収500万円でも、年間休日130日の年収500万円と、年間休日90日の年収500万円では同じ年収ですが、働いている時間が異なるため、時給換算をすると大きく差が出てきます。つまり、ここで大切なことは「どういった働き方の中で、その希望年収に到達したいのか?」という視点から考え、またその希望の働き方の中で、希望の年収が達成ができる確率の高い企業をリストアップするということです。もちろん、休日ではなく、年収を第一に考えるのであれば、その希望年収を稼げる確率の高い企業だけをリストアップし、転職を進めていけばよいということになります。
また面接の際に、「私は頑張っているのに、今の会社は評価が低く、転職を決めました!」では、採用担当者には納得してもらえません。あなたが今の会社で「どんな業務内容の中で、どのような成果を出したのか」を具体的に説明する必要があります。
もしも「給与に不満がある」という理由で転職を考えているのであれば、今のあなたは今の会社にどうのような成果を出し、会社に貢献したのかを整理し、それが希望先である企業にはどのように貢献できるのか?を具体的に説明できように準備をしておきましょう。
それだけでも転職に成功する確率はグンと高くなります。
残業が多い/休日が少ない
「残業が多い/休日が少ない」という転職理由の場合、とても簡単に解決できる問題です。つまり、残業がない、休日が多い会社に絞って転職活動を進めていけばいいということです。しかし、それによって収入が減ることは問題ないでしょうか?問題がなければ、世の中には残業が一切ない会社はたくさんあります。ただし、注意しなければならないことは、転職当時は残業が一切なくても、会社の状況や体制の変化によって、残業をせざる追えないような状況になることは否めません。
もしも、あなたが働く上で、自分にとって一番大切なことが「残業をしない」という基準であれば、その意思を採用担当者に面接時に伝えておかなければ、残業が必要になったとき、また転職をしなければならない状況になってしまいます。「残業はしたくないけど、今より収入は減らしたくない」と考えているのであれば、その条件に見合う企業をリストアップして転職の対策を考えていく必要があります。
皆さんは、こうした30代の転職理由から何を感じたでしょうか?
ここまで30代の転職理由について紹介してきましたが、裏を返せば、多くの人が「会社に将来性があり、給与も多く、残業もなく、休日が多い会社」に転職がしたいということがわかってきます。会社員として働く以上、こうした願望を持つことは当然のことですし、世代を問わず、多くの会社員がこうした会社に転職したいと願っているでしょう。
しかし、こうした「ないものねだり」で仕事や会社を選んでいるうちは、結局どこの会社に転職をしたとしても、必ず不満が出てきます。なぜなら、誰でも羨むような有名企業や業績の良い会社に就職した人であっても、それに不満を抱き、転職する人はいるからです。逆に、誰も知らないような中小企業会社に転職し、充実している人もたくさんいます。
つまり、転職で失敗しないために重要なことは、「あなた自身が働く上で、何を一番大切にしたいのか?」という目的をはっきりとさせておくということです。その軸や目的もなく、転職活動を行い、たとえ転職自体はできたとしてもまた次の会社で何だかの不満が出てくるということになります。
30代のあなたが働く上で、絶対に譲れない条件は何か?
20代の頃とは違い、30代になると、結婚や子供が生まれ、生活環境も変わり、仕事のことはもちろん、社会のことなど、20代の頃には知らなかった知識や経験が増えてきます。その経験の中から、転職を考える人が増えてくる30代ではありますが、自分自身が、働く上で、絶対にこれだけは譲れない条件とは何でしょうか?
転職に成功する人は、「何を妥協し、何を大切にしたいのか?」という明確な目的をもって転職活動をしています。またそれは、例え新しい会社に転職した後、嫌なことがあっても、自分自身の信念となり、支えとなり、仕事のモチベーションにも繋がっていきます。
例えば、ジブラルタ生命保険が発表した「働く男女のお財布事情とホンネに関する調査2017」では、20~59歳の男女2,000名を対象にアンケートを実施しました。
その中で、「働く上で大切にしたいこと」と聞いところ、「収入(給料)」が最も多く全体の80%を占め、次いで「仕事のやりがい」と答えた人が全体の43.9%、次に「職場の人間関係」と答えた人が全体の41.5%、「自分自身の自由になる時間」が27.9%、「正当な評価」が26.8%という結果になっています。このアンケートからは多くの人が、働く上で「収入(給料)」を大切にしていることがわかります。
30代の転職で収入(給料)アップは可能か?
30代の転職で、今より収入や年収アップが可能かどうかを知るためには、まず自分自身の市場価値を知る必要があります。20代のうちに着実にスキルを磨いてきた人と、そうでない人の差が大きく表れる30代では、具体的にこれまでどのようなスキルを磨いてきたのかが問われます。今の会社がどんなに小さな会社であっても、その中で、確かなスキルと実績があれば、転職によって大幅に年収をアップさせる人もたくさんいます。
一方、大きな実績がない人でも諦める必要はありません。転職にはタイミングや運というものも存在するからです。
その運を引き寄せる一つの方法は、これから説明する「転職エージェントをいかに上手に活用するのか?」ということが挙げられます。
30代の転職で、成功する人たちは転職エージェントを上手に活用している!
転職エージェントを活用するといっても、単に転職エージェントに登録するだけではなんの意味もありません。「とりあえず、転職エージェントに登録はしてみたものの、どう使っていいのかわからない・・・」という人も案外多くいらっしゃいます。
そこで転職エージェントを上手に活用する方法をご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントと転職サイトの違いは理解できていますか?
転職エージェントを上手に活用するためには、まず「転職エージェント」と「転職サイト」の違いをしっかりと把握しておきましょう。転職サイトとは、自分で求人を探すという方法です。それはつまり、自分で転職サイトに登録して、求人を探し、書類を出して、応募して・・と転職エージェントと比較すると自分で好きな会社を選べる面は良いのですが、時間と労力がとてもかかります。
一方、転職エージェントは、キャリアコンサルタントやアドバイザーがあなたの担当につき、「あなたの希望条件やこれまでの経歴をヒアリングをした上で、あなたに合う求人を紹介してもらう」という仕組みです。
転職エージェントの場合、あなたに紹介する会社が「どのような会社なのか」という転職サイトではわからない情報なども提供してくれます。つまり、自分の勘を信じて進める転職サイトに比べ、第三者からのよりリアルな情報も手に入るため、「実際に働くと違った!」といったギャップを最小限に抑えて、転職活動を進めることができる点も転職エージェントの魅力の一つです。
転職エージェントの仕組みを理解してますか?
転職エージェントは、様々なサポートを無料で利用できますが、どうして無料で利用できるのか?その仕組みをしっかりと理解できているでしょうか。転職エージェントは、求人を紹介した求職者の転職が成立することで、転職後に成功した求職者の年収の約3割程度の報酬を紹介先企業から受け取ることができる契約になっています。つまり、転職エージェント側としては、少しでも年収の高い条件で成立してもらうことで利益も多くなるわけですから、少しでも年収の高い条件で成立するようにサポートをしてくれるということです。
また、転職エージェントの場合、紹介した求職者が「転職後1ヵ月以内~数ヵ月以内に退職すると、報酬の何割を返還しなければならない」といった成約があるため、単に「年収が高いだけではなく、求職者側が長く働ける会社」を紹介しようと頑張ってくれます。
つまり、少しでも年収が高く、働きやすい会社を求めている求職者側と、少しでも年収が高い条件でなかおつ長く働ける会社を紹介したいエージェント側との、利害が一致しているのが転職サイトにはない、転職エージェントの魅力でもあります。
転職エージェントにデメリットはあるの?
ここまでの説明で、転職エージェントを利用したことがない人は必ず一度は利用しておいた方が良いということはご理解頂けたと思いますが、転職エージェントにもデメリットはあります。
先ほども説明したように、転職エージェントの利益は、紹介して成立した求職者の年収によって決まります。当然、年収が高い条件で成立した方が転職エージェント側にとっては利益が多く出るわけですから、年収が高い求人を紹介できそうな人から優先して紹介していきます。つまり、専門的な実務経験がある人や高いスキルを持っている人などは、必然的に紹介される優先順位は高くなります。逆に、仕事の経験が少ない人や魅力的な実績がない人などは、どうしても紹介される優先順位は低くなります。
では、後者のような特に高いスキルや実績がない人はどうすればいいのでしょうか?
転職エージェントを上手に活用するポイント
「自分は仕事の経験が少ない」「とくに資格ももっていない」などあまり自分の経歴に自信がない人もたくさんいます。
そうした人は、「転職エージェントに登録する際、適当に記入するのではなく、企業に応募するつもりでしっかりと自分をアピールできるようこれまでの経歴を記入する」ということです。
「え?それって当然のことでは?」と思う人も多いかもしれませんが、実は、転職エージェントに登録する際、適当に登録する人も案外多いのが実情です。例えば「とりあえず登録してみた」「今は考えていないけどいい条件があれば」といったような人もたくさんいます。しかし、それは登録内容も薄く、また転職を今すぐ考えていないと判断され、転職エージェント側もそのような人には高いスキルがあっても求人を紹介をしてくれません。
つまり、いくらあなた自身は自分の経歴に自信がなくても、これまでのどんな小さなことでも、仕事で評価されたことや、問題意識をもって取り組んできたことなどをしっかりと記入することで、転職エージェント側は「この人ならこの企業が紹介できる!」と考え、少しでもあなたの条件に見合うような求人を紹介してくれるように頑張ってくれます。当たり前のことかもしれませんが、本当にここが大切なポイントです。
つまり、転職エージェント側にしっかりと自分をアピールすることです。
こうした登録内容など簡単に考え、例えば「あとから記入すればいいや」なんていうように適当に登録していまうと、転職エージェント側から評価されず、それは非常に大きな損をしてしまいます。登録した人の中には、「登録したけど、全然紹介してもらえない」という人もいますが、エージェント側も「まじめに転職を考えている人」でなければ、当然ですが紹介しようという気にはなりませんよね?なので、登録だけではなく、面談においても、しっかりと自分をアピールするようにしましょう。
このように、転職エージェント自体は、本当に素晴らしいサービスですが、転職エージェントを上手に活用している人、安易に考えている人では当然、違う結果になります。もしも、自分の経歴に自信がないと、自分の価値や可能性を自分で決めつけている人には、特に転職エージェント上手に活用して頂いて、少しでもあなたにあった素晴らしい会社に転職して頂けると嬉しく思います。
実際に、そうした自分に自信がない人も、転職エージェントに登録する時点から、面談やヒアリングなど真面目に取り組むことで、その想いや気持ちがエージェント側にも伝わり、自分の思っていた以上の条件で、転職に成功している人もたくさんいますので、諦める前にぜびチャレンジしてみてくださいね。
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