こんな生活もう続けられない!30代SEの転職について

IT業界、中でもSEの仕事は会社によって過酷な労働環境があります。30代になり将来の事も考えた方にお役立て頂けるように「SEから異業種への転職」について考えていきたいと思います。
- SEから抜け出したい理由は?
- 30代異業種への転職は結構厳しい
- 会社だけを変えたら解決する場合もある
目次
30代でIT業界に体力的・精神的に限界を感じている方へ
IT業界は、残業や休日出勤が当たり前の激務な職場が多い業界です。20代は若くて体力もあったので耐えられたものの、30代になって今後のことを考えると、このままでいいのかな?と思っていませんか?
不満を感じつつも、そのままIT業界に勤務し続け、年齢を重ねている内に、取り返しがつかない状況に追いやられてしまう人は少なくありません。過酷な労働に耐えられず、別の業種へ転職をする人も多くいます。
- IT業界に向いていないと感じる
- 5年、10年と続けられる気がしない
- 将来体力が落ちてもこの仕事が続けられるか不安
このような悩みをお持ちの方は、少しでも早く転職に向けて動くのが良いでしょう。転職において年齢は非常に重要なポイントで、1歳でも若い方が転職に有利なことは間違いありません。
好きでなければ続かない仕事、年齢を重ねるごとに継続困難に
IT業界は、よほど好きでなければ続けることが難しい仕事で、素質やIT業界へのこだわりがないまま勤め続けることは、リスクが高いのです。激務となることが多く、40代50代と年齢を重ねるごとに、仕事の継続がどんどん困難になっていきます。
- IT業界で働くことやIT技術そのものが好き
- 常に最新の技術を学び身に付ける習慣がある
- 40代・50代になっても、長時間労働や激務、休日出勤にも耐えられると思う
これらの適正にすべて当てはまる人以外は、IT業界に勤め続ける素質がなく、向いていない可能性が高いです。好きこそものの上手なれと言いますが、好きでないことに興味は湧きませんよね。興味がわかないものをいくら学習しようとしても、なかなか身につかないものです。すると将来40代、50代になって「いよいよ体力的にキツイ…転職しよう」となったときには、SEとして働いた職歴だけが長く、スキルが伴っていない、キツイ言い方ですが企業から見ると「使えない」人間になってしまうのです。さらに、激務に体を壊してしまって急に働けなくなり収入ゼロ…といった生活に関わる大きな問題に直面する方が多いです。40代50代で後悔しないために、30代の時に自分はSEとして生き抜くのか、さっさと転職して新しいキャリアを築くのか、方向性を決めてしまいましょう。
40歳になっても、50歳になっても、自分がIT業界で勤め続けているイメージが出来るかどうかが大切です。
実は大したスキルがなく30代に突入していないか?
ほとんどのSEは、上から決められた要件でシステム開発を行うのが仕事です。大きな企業になればなるほど作業は分業化されており、自分で考えて行う要素は少なく、長く働いていても創造的な開発スキルは身に付きません。
またプロジェクトの進捗管理をする元請けのSEは、外部企業とのやりとりが主な業務で、システム開発スキル自体は身に付きません。
いずれにせよ、そのまま30代後半に突入すれば、「大して戦力にならないが年齢の高い人材」になってしまうでしょう。転職したいと思っても、早く決断しないと手遅れになることもあります。
異業種への転職は早ければ早いほど良い
業種・職種・会社を問わずほとんどの場合、年齢が高いほど、企業は「即戦力」であるかどうかを求めます。今まで培ってきた専門的スキルを捨て、30代でIT業界から異業種へ転職するのであれば、少しでも早く行動することが重要です。
30代前半までは、キャリアアップのラストチャンス
30代になり、新しい職種にチャレンジしたいと考える人は多く、即戦力となる経験者を募集している企業もたくさんあります。30代前半は、今まで培ってきたスキルや経験を活かして、IT業界でキャリアアップすることができる最後のチャンスとも言えます。
SEからITコンサルタントへの転職など、これまでの経験を活かし、別の職種にチャレンジするのであれば、強みを活かした有利な転職ができる可能性が高くなります。転職に成功したあとのキャリアプランをしっかり思い描き、何を優先したいのか、なぜ転職するのかを明確にして、転職先の職種・業種を決めるようにしましょう。
もし今までの経験を捨て、異業種への転職を考えるのであれば、目的をはっきりさせ、業界について一から学ぶ覚悟を持ちましょう。
また、IT業界から未経験の異業種へ転職する場合、収入は減るのが普通です。残業の多さや労働時間の長さに耐えかねて転職するのであれば、それは当然だと納得するしかありません。
30代後半は高い能力が求められる年代
35歳を超えての転職では、より高い専門性とスキル、実績を求められるようになります。企業は30代後半の転職者に対し、即戦力となる経験者を求めます。
未経験の業種へ転職したい場合、同じ職種への転職がオススメです。業種について未経験でも、PCスキルなどの経験を活かすことができるため、比較的採用されやすくなります。
条件が20代の新人と同じになってしまう異業種・異職種への転職は、年齢がネックになりやすく、ハードルが高くなります。もし採用されたとしても、20代の新人との競争を避けることはできないでしょう。給与が最低金額からのスタートになることが多く、年収のアップも厳しくなります。
異業種・異職種に挑戦する場合、介護職や工場の作業員、警備員など、慢性的に人手不足で未経験者も多く募集している業界を狙うと、採用される可能性が上がるでしょう。
SEの仕事自体が嫌じゃないなら、ホワイト企業への転職を目指す
残業や休日出勤の多さが嫌なだけで、SEの仕事自体は嫌ではない場合は、待遇や勤務環境の良い企業への転職を目指すのがおすすめです。これまでに培ってきたスキルをそのまま活かすことができるため、即戦力としてスムーズな転職活動がしやすくなります。
定着率が高い優良企業を見分けるポイント
- 残業や休日出勤が少なく、プライベートが充実できる
- 安定した収入を得ることが出来る
- 教育制度も充実していて、着実にスキルアップしていける
そんな優良企業に転職するために、ブラック企業を避け、ホワイト企業を見分けるポイントをご紹介します。ただし、特徴が当てはまるからといってブラック企業・ホワイト企業であると一概には言えませんのでご注意ください。
知名度だけで判断しない
大手企業や有名企業であれば、働き方もホワイトな優良企業だと思い込んでいる方は少なくありません。
確かに、知名度がある分高い業績を上げているため、給与待遇などには恵まれやすいとは言えます。しかし、誰もが知っているような有名企業でも、労働環境に問題のある職場は珍しくありません。SEとして就職してから、環境の劣悪さに参ってしまうSEも多くいます。
逆に、いわゆる零細企業であっても、SEとして働くのに非常に優良な環境が整っている企業もあります。ネームバリューを重視して勤務先を決めるのはやめましょう。
社員平均年齢が異様に若い場合は注意
社員の平均年齢も、ブラック企業を見分ける目安になります。
時間の経過とともに、平均年齢は自然に高くなっていくものです。社員全体の平均年齢を下げるためには、「以前に働いていた社員が離職して、代わりに新しい社員が入社する」というプロセスが必要になります。
つまり会社設立年度が古いのにも関わらず、社員の平均年齢が異様に若い場合、「離職率が高い」職場だと判断できます。離職といっても様々な理由や状況が考えられますが、一般的に考えて、良い状況とは言い難い場合がほとんどでしょう。
誰しも、良い職場環境や待遇であれば、長期的にそこで勤めたいと考えるものです。新しい会社ではないのに社員の平均年齢が低い=離職率が高い=ブラック企業の可能性が高い、と考えられます。
常に中途採用で通年採用・未経験可の求人を出している企業も避ける
IT業界では、企業の大小を問わず、業務を進めるために「チームで行動する」というケースが多いです。プロジェクトの規模によって人数は異なるものの、基本的にはプロジェクト単位の「チーム」が大切になっており、固定のメンバーで業務を進めることになります。そして固定のメンバーになって業務を進めるということは、離職率が低くなることでもあります。
また、専門職であるIT企業の中途採用において労働者が求められるのは「実力があるかどうか」のはずです。中途採用で未経験者歓迎というような企業は、「その企業の求人に応募する人数が少ない」か、もしくは「採用してもすぐに離職してしまうために、常に人材が不足している」という状況が考えられ、どちらにしてもブラック企業の可能性が高くなります。
数週間~数ヶ月で急激に成長することも多い業界なので、たくさん求人を出しているからといってブラック企業と断定することはできませんが、不安要素のひとつとして頭に入れておくと良いでしょう。
給与体系が的確で、福利厚生が充実していることが重要
ブラック企業の特徴のひとつとして、「初任給が異様に高い」ということがあります。
初めの給料の高さや過剰な待遇の良さにつられて入社してしまい、蓋を開けてみると、スキルや経歴に見合った的確な報酬体系が成立しておらず、出世や昇給もできないため、長期的に見て良い待遇ではないというパターンです。能力を正しく評価し、的確な報酬を支払った上で、スキルアップやステップアップしていける企業を選びましょう。
また、給料だけでなく、福利厚生についてもきちんとチェックしておきましょう。
住宅手当や家族手当があると、勤務地からの距離や交通手段によって、月の報酬が何万円もアップすることもあります。社員寮や社宅があれば、生活費や通勤の負担が減りますし、出産手当や育児手当などが充実していれば、女性でもスムーズにキャリアアップできるでしょう。バースデー休暇のようなユニークな休暇制度なども、社内制度や労働環境を良くしようとしている意向を感じられ、明るく前向きに働いていける職場であることが期待できます。
専門家に相談して転職を成功させよう
一口にSEと言っても、人それぞれ様々な希望進路や理想の働き方があります。個々人のキャリアビジョンに合わせた勤務先を見つけないと、どんな企業でも優良な企業とは言えなくなってしまうでしょう。
実際に企業の求人を見ても、ブラック企業かどうか判断する決め手となる情報など載ってはいません。企業についての下調べが足らないばかりに、すぐに再転職することになる方は後を絶ちません。
転職の失敗のリスクを減らし、より理想に近い職場を見つけるためには、転職の専門家である転職エージェントに相談するのがオススメです。自分のスキルについて客観的に判断することができますし、求人サイトに載っていない高待遇な求人が紹介してもらえる可能性もあります。さらに、面接のコツや各種書類の書き方などについても丁寧にアドバイスしてもらえます!
忙しい方も手軽にメールや電話で相談できますし、求人を探す手間も省けます。なんといっても無料で利用できるのが嬉しいポイントです。複数のサイトを利用すれば、それだけ選択肢の幅も広げることができます。
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