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まだまだ需要あり!インターネット・Web業界への転職ならフロントエンドエンジニアを目指せ!

IT業界

フロントエンドエンジニア、という職業をご存知でしょうか?
Webサイトのデザインが平面的なものではなく、動きのある立体的なものとなっている今、Web業界にかかせない職業となっています。

この記事では

  1. Web業界にはどんな職業があるの?
  2. フロントエンドエンジニアの仕事と求められるスキルとは
  3. 未経験からフロントエンドエンジニアを目指す為には

など、これからインターネット業界・Web業界への転職を目指す方へおすすめの「フロントエンドエンジニア」についてご紹介します!

Web業界にはどんな職種があるのか

Web制作の規模が小さい場合、1人ですべてをこなす場合もありますが、大きな仕事に関しては、多くのスタッフがそれぞれ分業して作業を進めています。Web業界のおおまかな職種には、次のようなものがあります。

Webデザイナー

Webデザイナーは、「デザイナー」という名前の通り、Webサイト全体の構成やレイアウトを考え、文字の大きさや色合いなどを調整する仕事です。基本構成や全体のボリュームなどを考慮し、クライアントと相談を重ねながら、サイトのイメージを決定します。

イメージが固まったら、「Illustrator」や「Photoshop」などのグラフィックソフトを用いて、ユーザーの使いやすさ・見やすさも意識しつつ、配色やロゴ・アイコンの配置などを決めます。

作業の規模によって、Webデザイナーがコーディングまで行う場合もあります。コーディングとは、Webサイトを構成する言語であるHTML、CSS、JavaScriptなどを使って、実際に表示させるサイトの内容を作ることです。詳細は「フロントエンドエンジニア」の項目をご覧ください。

Webディレクター

Webディレクターは、顧客の希望をヒアリングして制作物の仕様を決め、Webデザイナーや他の制作スタッフを統括し、進行・品質管理などをする仕事です。ディレクターはディレクション業務を行う人のことで、ディレクションとは「監督」や「指揮する人」を意味します。会社で言うと、経営層と制作現場との間に位置する中間管理職的なポジションにあります。

制作チームのスケジュール管理をしたり、作業の進行状態を確認し、現場への指示も行うため、Webディレクター自身も制作スキルを持っていなければなりません。さらに、多くの会社では一人のWebディレクターが複数のプロジェクトを同時に担当するため、納期に間に合わせるためのスケジュール設計や進行管理のスキルが求められます。クライアントや制作スタッフとの「コミュニケーション力」も必要になります。

一般的には、Webデザイナーやプログラマーを経験したあとにWebディレクターになるパターンが多いです。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、ウェブサイトやアプリのフロントエンド側の設計・構築・カスタマイズを行う仕事です。「HTMLコーダー」「マークアップエンジニア」「JavaScriptプログラマ」などと呼ばれることもあります。

「フロントエンド」とは、ユーザー(閲覧者とサイトの所有者の双方)とウェブサイトが直接接触する部分のことで、主にブラウザに表示される画面を指します。

Webデザイナーが作成したサイトデザインを基に、HTML・CSSを使用してコーディングしたり、JavaScriptでサイトの表示に動きをつけたり、PHP・jQueryなどでプラグインやCMSシステムのカスタマイズをします。作成されたデザインをその通りに設計・配置・構築し、実際に動くウェブサイトを作るのが、フロントエンドエンジニアの仕事です。

CMSとは

HTMLやCSSのような専門知識を必要とせず、テキストや画像などの情報を入力するだけで、ブログ記事を作るように簡単にサイトを構築できるシステムのことです。これを使うと、本来手間がかかるWebサイトの更新作業を、誰でも簡単に行うことができます。Wordpressなどがそれにあたります。

バックエンドエンジニア

「バックエンド」は、フロントエンドに対して、ユーザーから見えない、サイト内部の処理部分のことを指します。具体的には、Webサイトのあるサーバーやデータベースのシステム構築などです。そんなWebサイトの裏側部分を担当するのがバックエンドエンジニアです。「サーバーサイドエンジニア」または単に「エンジニア」と呼ばれることもあります。

顧客からの案件が立ち上がる際、顧客の「こういうサイトを作りたい!」という思いに応えるために、どういった機能が必要なのか選択して実装していきます。ハードウェアをアップグレードし、新たなソフトウェアをインストールするなどして環境を変更するのも、バックエンドエンジニアの仕事です。

JavaやC・C++などのコンパイラ言語、PHP・Python・Perlなどのインタプリタ型言語を用いてコーディングを行います。ソフトウェア開発、品質管理などのスキルも求められる、サーバサイドのプロフェッショナルです。

フロントエンドエンジニアが欠かせない

Web制作の技術はますます進歩していて、動きのあるテクニカルなサイトが増え、JavaScriptなどの高度な技術が重要になっています。Web制作の現場でも、フロントエンドエンジニアの需要は今後さらに高まることになるでしょう。スマートフォンやタブレットの普及もあり、Web開発の手法もこれまでよりも高度で複雑なものになっています。

フロントエンドエンジニアの活躍の場は、サイト制作会社以外にも、広告代理店、企業のシステム開発部など様々です。JavaScriptの開発や、アプリの企画・開発、SNSとの連携、HTML5やFlashを活用したサイトの構築など、多岐に渡る業務に携わっています。

UI/UXが非常に重要になっている

成果が出るホームページを構築する上で欠かせない概念の一つが、「UI/UX」です。

「UI(ユーザーインターフェース)」は、ブラウザに表示されるデザイン、フォントなど、ユーザーの視覚に触れる全ての情報を指します。

「UX(ユーザーエクスペリエンス)」は、ユーザーがサービスを利用することで獲得できる体験のことです。たとえば、

  • デザインがきれい
  • フォントが読みやすい
  • お問い合わせフォームなどへの導線がわかりやすい
  • 商品を注文したらすぐに届いた

というような、サービスを利用してユーザーが感じたこと、サービスの質などすべてが「UX」になります。

ユーザーにより良いUXを提供するには、優れたUIが欠かせません。UIはUXを高めるための一つの要素です。

最近はプロダクト開発もモバイルが中心になり、ユーザーが利用しやすいUXデザインの重要性が増しています。同時に、UI・UXに配慮したコーディングができるフロントエンドエンジニアやWebデザイナーが求められています。

未経験から転職したい!フロントエンドエンジニアに必要なスキルって?

大前提にHTML、JavaScipt、CSS

HTML・CSSに加えて、JavaSciptなども使った、より高度なコーディングをするのが、フロントエンドエンジニアの重要な業務の一つです。ですので、これらの言語が扱えることは大前提となります。

近年のWeb制作のトレンドは、HTML・CSSだけで作られた動きのないサイトから、JavaScriptを使った、よりユーザーの目を引きつけるインターフェイスへと変わってきています。この変化は、サイトに訪れるユーザーに楽しさや利便性をもたらし、サイトを立ち上げる顧客には「こんな動きはできないか?」という選択肢を増やすことができます。

しかし、できることが増えた分、制作する側としては、その表現には何が最適で、どの手法を使えば良いかといった判断をする必要が出てきます。Web制作に必要な知識やスキルも多くなります。また、要求に応えるだけでなく、自ら最適な方法や、どんな表現ができるかといったことを提案していくケースもあります。

UI/UX設計の能力

最近のWebデザインの中心は、UIからUXへと移行しています。今やUXデザインは、Webサイトの成否を左右するものとなっています。そのため、良いUXについて学び、どのように利益を得るかを考えることが不可欠となっています。

そのため、フロントエンドエンジニアにも、UI・UXに配慮したコーディングが求められています。

SEOの知識

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」のことを指します。具体的には、Google、Yahoo!、Bingなどの検索エンジンで、狙ったキーワードで検索結果の上位に表示させるために、Webサイトを最適化する施策のことです。

主にHTMLタグなどWebサイトの内部構造を最適化する「内部SEO」対策についてなど、SEO対策についての知識も、フロントエンドエンジニアには必要です。

CMSの知識

CMSを使うことにより、本来手間がかかるWebサイトの更新作業を、誰でも簡単に行うことができます。基本の機能を使いこなすと共に、JavaScript・HTMLなどと連携する技術も身に付けておきましょう。

移り変わりが激しい世界、常に勉強できる人が求められる

パソコンやスマートフォンが普及したことで、新しいWebサイトが多く制作されるようになりました。最近では大企業だけに留まらず、個人事業主や商店などでも独自のWebサイトを持つようになりました。

Web制作に関わる新たな手法も次々に登場しており、フロントエンドエンジニアに要求される知識や技術もこれまでと比べ高度かつ複雑なものになっています。そのため、フロントエンドエンジニアの需要は高い水準にあります。

また、Webサイトは一度制作して終わりでなく、長期に渡って更新・運営されていくものです。さらに新しい手法が増えれば、それをサイトに取り入れたいという顧客は多いでしょう。それらも含め、フロントエンドエンジニアの将来性には期待できると言えます。

ただし、技術者自身が常に最新の技術を学び続ける姿勢を持つことが重要です。進化のスピードが早いWeb業界では、古い技術はすぐに需要が少なくなってしまいます。制作の場では、より多くの最新技術を扱え、より品質の高いWebサイトやアプリケーションを手がけることのできるフロントエンドエンジニアが求められます。