男性看護師がキャリアアップを狙うなら
男性看護師は働く病院を見極めることで「キャリアアップ」が狙いやすいことをご存知でしょうか?
この記事では
- 男性看護師がキャリアアップを狙うなら
- キャリアアップを狙う男性看護師にオススメなのはこんな病院
- 男性看護師が職場にいるかどうかも要チェック
という内容で少数派の男性看護師がキャリアアップを狙うまでを見ていきたいと思います!
目次
看護師の男女別就業数
女性が中心だった看護師の世界、実際の男女比率はどのようになっているのでしょうか?厚生労働省では、2年おきに看護師の就業数を調査しています。
男性看護師の場合、平成28年の調査では約8割が准看護師ではなく、正看護師でした。給与面でも正看護師の方が勝るため、このような傾向にあるようです。そこで今回は正看護師の推移を見て行きます。
男女別看護師就業数の推移
平成24年
<看護師>
男 63,621人( 6%)
女 952,423人(94%)
平成26年
<看護師>
男 73,968人( 7%)
女 1,012,811人(93%)
平成28年
<看護師>
男 84,193人( 7%)
女 1,065,204人(93%)
まず驚くのは男女比率ですね。90%以上が女性という圧倒的に女性メインの仕事といえます。ただし、平成18年の調査では4%ほどだったので少しずつですが増えていることも伺えます。
数でみていくと、平成18年から平成28年までの10年間で4万6千人増加しています。数は増えていますが、男女あわせた看護師の全体数も年々増加しているため、割合はあまり大きく変化していないようです。
今回は、そんな少数派「男性看護師」のキャリアデザインについて考えて見ましょう。
男性看護師はキャリアアップしやすい(条件付)
看護師という仕事そのものの人気に加え、医療市場での積極的な男性看護師の採用状況も影響し看護師の数は少しづつ増加しています。男性看護師を積極的に雇い入れたい現場の声として「男性なので力仕事をお願いできる」「夜勤など不安な仕事も安心して任せられるから助かる」「男性が加わったことで組織内の雰囲気がいい方向に変化した」などがあります。
ライフステージによって職歴が途切れない傾向にある
女性の場合結婚を機に退職したり、子供を出産するために退職・または休職、職場復帰後は短い時間での勤務にする、などライフステージに合わせて働き方を変えることを望む声が大きいのに対し、男性は比較的常勤で働き続けられるメリットがあります。これは病院にとっても、人材確保の面から見て嬉しいことですし、働く側から見ると常に現場に立ち続けスキルを磨き続けることでキャリアアップに有利といえます。
キャリアアップの条件は病院選び
ただ、男性がキャリアアップするためには条件があります。それは、キャリアアップが狙える病院を選ぶことです。残念ながら昔ながらの慣習が息づいた病院では、これまでに男性が例えば管理職等になっている「実績」があるかどうかが重視される傾向にあります。実力があるのにそんな理由で出世できないのはたまったものではないですが、やはり看護業界においてはまだまだ女性優位なのが現状です。
具体的には、大規模であったり、新しい病院などは比較的男性看護師に対する差別的な目がない傾向にあります。昇給等のシステムが整備されている病院であれば、実力できちんと評価してくれるはずです。また、もう1点注意したいのが立場が上がっても給料が下がる可能性がある、ということです。一般の企業では考えられませんが、看護師の給料には「夜勤」の占める割合が結構高くあります。管理職になることで夜勤に入れる時間がなくなり、その分結果的に減給になってしまった、という話もあります。
そんな病院どうやって調べるの?
とはいえ、病院の内部事情などは求人票だけでは全くわかりません。そんなお時におすすめなのが転職エージェントの存在です。看護師専門のエージェントであれば、専門知識をたくさんもったコンサルタントとキャリア形成について話ができるだけでなく、病院に関して知りたい情報なども代わりに聞いてもらえます。場合によっては交渉もしてくれます。仕事をしながらの転職活動は大変ですので、使えるものは有効に使うことをおすすめします!
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「認定看護師」資格取得のサポートがある病院へ
しかし条件の良い職場を選び、フルタイムで働き続けたからといってキャリアアップができるほど甘くはありません。確実なスキルアップをしていくことが求められます。
キャリアアップを目指すなら「認定看護師」の資格を取得することを視野に入れて見てはいかがでしょう。
認定看護師って何?
認定看護師とは、特定の看護の分野において、熟練した“看護技術”と“知識”をもっていると認められたハイレベルな看護師のことを指します。
1.個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
2.看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
3.看護職に対しコンサルテーションを行う。(相談)
1.看護師資格を保有している
2.看護師の実務経験が5年以上ある
(うち3年以上は専門分野での看護経験が必要。ちなみに、期間は「連続」ではなく「通算」)
3.「認定看護師教育課程」で半年間学び、「認定看護師認定審査」の受験資格を手に入れている
4.「認定看護師認定審査」に合格している
1.救急看護
2.皮膚・排泄ケア
3.集中ケア
4.緩和ケア
5.がん化学療法看護
6.がん性疼痛看護
7.訪問看護
8.感染管理
9.糖尿病看護
10.不妊症看護
11.新生児集中ケア
12.透析看護
13.手術看護
14.乳がん看護
15.摂食・嚥下障害看護
16.小児救急看護
17.認知症看護
18.脳卒中リハビリテーション看護
19.がん放射線療法看護
20.慢性呼吸器疾患看護
21.慢性心不全看護
認定看護師の資格取得をサポートしてくれる病院も
条件は様々ですが、認定看護師の資格取得をサポートしてくれる病院もあります。
一例ですが、新卒入職の看護師に対し、5年以上勤務した後に資格取得支援制度を活用して取得サポートしてくれる病院があります。資格取得前の勤務中では院内研修を受講して、資格取得に必要な知識と技術を身につけられます。資格取得のための通学期間中(6ヶ月間)、休業を認め、給与の保障、通学時の交通費支給など全面的にサポートしてくれるようです。
病院側も認定看護師を雇用することは病院自体の質の底上げに繋がることが期待できるため、支援することを惜しみません。
男性看護師の割合や管理職に男性看護師がいるかどうかも重要
キャリアアップを狙っている男性看護師の方であれば、さらに働く病院も選ぶ必要があります。おすすめは、小規模な病院より「大学病院や総合病院といった大規模な病院に勤務」することをおすすめします。大規模な病院の場合、男性看護師の割合も高く、キャリアアップを臨むにも最適でしょう。看護師長や看護主任、看護部長といった管理職を男性が担っている病院も多くなっています。常勤で長期間働くことが期待できる男性看護師は病院からも重宝され、昇進や収入アップが望めます。
スキルアップの面でも大規模な病院には魅力がある
また大規模な病院は様々な患者に向き合う機会があるので、スキルアップの面でも多く経験を積めるでしょう。最新医療機器や新薬などの情報にも真っ先に触れることができるため向上意識の高い方にはもってこいの職場ではないでしょうか?
男性看護師ならではの悩み
男性看護師の悩みのタネと言えば、女性看護師の多い職場で孤立してしまうことでしょう。特に転職となれば同期はおらず周りすべてが先輩となります。先輩職員への気遣いと異性間の気遣いによりコミュニケーションがスムーズにいかず肩身の狭い思いをすることもしばしば。ひどい場合「男なんだから!」と必要以上に仕事を押し付けられる差別を受けることもあり得ます。そのような不安を回避するために、なるべく男性看護師のいる職場を求めるのは仕方ないことでしょう。
情報収集が大切
そんなとき、男性看護師の多く働く職場を調べる方法として「看護師専門の転職サイト」を参考にするといいでしょう。転職サイトには病院のホームページサイトに公開されていないような情報や、看護師の転職にまつわる様々な情報が掲載されています。また「転職エージェント」を利用すれば、専任のキャリアコンサルタントがより深い情報を提供してくれるでしょう。
収入面では、収入を上げる方法として「管理職」につくことが一般的ですが、その点では常勤で長く働ける男性看護師はとても有利です。特に男性看護師の働く割合の多い職場では管理職昇進が早くできる可能性が高いようです。実際、もともと男性看護師の多く働く精神科では、管理職を担う男性看護師の割合は高くなっています。希望する病院の収入面に期待は持てるのか、管理職にどのくらい男性がいるのかなど、少々突っ込んだ質問に対しても転職エージェントの専任のキャリアコンサルタントなら可能な限り応答してくれるので、気になることは積極的に相談してみましょう。
転職には看護師専門の転職エージェントを利用すべき
看護業界において男性看護師の存在は欠かせないものとなってきました。男性ならではの強みや特徴を活かせば今の職場よりも恵まれた環境でキャリアアップが望めるかもしれません。
転職は情報がカギになります。転職の際、「希望の病院の働く環境はどのようなものなのであろう」「自分のキャリアアップにはどこの病院が向いているのだろう」と気がかりはことはたくさんあるでしょう。自分一人では情報収集が不十分だではと心配な方はぜひ転職エージェントをご利用ください。看護師専門の転職エージェントなら非公開の求人情報はもちろん、自分自身では知り得なかった市場価値を提示し、転職が有利に進むサポートをしてくれます。
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