女性と男性では違う「結婚」が転職に与える影響って?

20代の転職

20代後半ともなると周りでも「結婚・出産」の話が多くなってきたり、ご自身にもそのような予定がある場合も多いでしょう。独身の時と違い、結婚後の仕事は家庭にも影響があるため、「今の会社の給料では結婚後は続けられないかもしれない」「結婚したら残業のない職場に転職したい」などと考えるもの。

ですが「転職と結婚のどちらを先にすべき?」「転職理由をどう説明すればいいかわからない」といった悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?

実は、女性と男性では、結婚を機に転職する場合のベストなタイミングが異なるため注意が必要です。
この記事では、結婚を機に転職する場合のベストタイミングや注意点などを、男女別に紹介します。

男性の場合、「結婚」は転職でプラスに働くことも

女性が結婚を機に退職する「寿退社」はよく聞きますが、男性でも結婚を理由に転職することは少なくありません。男性にとっても、結婚は生活環境やライフプランの変化点となる重要なものです。

男性が結婚を機に転職する主な理由は、大きく分けて、時間的理由金銭的理由があげられます。主に以下のようなものが考えられます。

  • 転勤を避けるため
  • 残業や休日出勤を減らすため
  • 十分な収入を確保するため
  • 恋人の親に結婚を認めてもらうため

転勤が多い場合、妻が仕事になかなか就けなかったり、子どもがその都度転校しなければならなくなったりするほか、マイホームの購入にも踏み切れなくなります。家族のためにプライベートな時間を確保したり、独身時に比べなにかとお金がかかるため、金銭的なゆとりを持つことも考えていかなければなりません。また仕事内容や給料によっては、相手の親に結婚を反対されるケースもあるかもしれません。

家庭のために覚悟を決めて転職活動をしている印象

一般的に、女性に比べて、男性は結婚に対して前向きではない印象があります。独身の時のような自由はなくなり、子どもが生まれればなおさら、家族を養う負担や責任は大きなものになりますので、躊躇してしまうのも仕方がないかもしれません。

そのようなこともあり、男性が結婚のために転職をするというのは、家庭や将来のことをよく考え、覚悟を決めて転職活動をしているという印象があります。ですので、転職の理由が結婚であっても、転職先企業にマイナスの印象を持たれることは少ないでしょう。

結婚を機に転職するなら、将来のプランを明確にしてから

ただし、転職をするのであれば、それ相応にきちんと考えてから動く必要があります。転職して、時間や金銭的条件が必ず希望通りに改善するというわけではありません。

特に転職直後は覚えることも多いですし、新しい環境に慣れる必要上、仕事が終わったらすぐに帰宅するということは難しい場合がほとんどです。よほど良い企業に転職でもしない限り、転職後の給与が大きく上がることも少ないのが現状です。もし前の会社より状況が悪くなったとしても、家族を養っていくため、一度就いた仕事を辞めることは独身時よりも難しくなります。

もし給与水準の低い業界に勤めているなら、今とは全く違う、給与水準の高い業界に転職することを考えましょう。同じ業界で良い会社に転職しても、上がる給与は知れています。給与を上げたい気持ちは当然ですが、焦って転職をするべきではありません。仕事選びは人生を左右します。

無理にリスクを負わず、今働いている会社で可能な限り調整・改善するほうが良い場合もあります。

  • 週に1回は残業をせずに早く帰る日をつくる
  • 朝早く行き仕事を片付け、早く帰れるようにする
  • 平日に夫婦の時間を持つことを諦め、その代わり、土日は一緒に過ごす

女性の場合、結婚後は産休・育休を懸念され難しくなる可能性が

女性が結婚を理由に転職するのは、「入籍」または「妊娠・出産」というのが主な理由になるでしょう。しかし男性と異なり、実際に女性が結婚を機に転職する場合、不利益を被ったり、転職自体が難しくなったりすることが多いです。

妊娠・出産で休む可能性があるから採用されにくい

特に結婚直後に転職する場合、企業の多くには「すぐに産休・育休を取るのでは」と懸念されてしまいます。

企業にとっては、お金と時間をかけてようやく採用した人材が入社後すぐに妊娠し、長期の休暇に入ってしまうのは大きな痛手になります。無事復帰したとしても、その後数年間は育児を優先するため、時短勤務になる可能性もあります。そのために、再度求人募集をかける必要が出てくることも少なくありません。

これらのリスクを考えると、結婚したての女性の採用を避ける企業があるのは仕方のないこととも言えます。

転職後すぐに産休や育休は取りづらい

「結婚したら、早めに子どもがほしい」と考える女性は多いでしょう。そして落ち着いたら仕事に復帰したいと考えている場合、育児休業制度を活用したいところです。その場合、早めに転職活動をしておくのがおすすめです。

理由の一つは、産休や育休が取得できない会社に所属している場合に、産休・育休が取れなくなることを避けるため。もう一つは、転職後すぐに妊娠した場合、育休が取れない可能性が高いためです。

「出産前6週、出産後8週間」の期間に取得できる「産前産後休業(産休)」は、労働者なら誰でも取れる権利があるので問題ありません。しかし「育児休業(育休)」の取得については、「入社後1年以上経っていること」などの条件がある企業が多いのです。

育児休業期間は「産後休業が終わった次の日から原則子供が1歳になる前日まで」を言いますが、申出時点で1年未満の労働者については、会社の裁量次第で対象外にすることができます。これは「労使協定」によります。

労使協定とは

使用者と労働者の過半数による労働組合(組合がない場合、労働者の過半数代表者)との間で結ばれる、書面による協定のこと

会社によっては、入社1年未満でも育児休業の取得を認めている場合もあるので、会社に確認してみてください。

女性の転職は結婚後or結婚前どちらが良い?

キャリアを追い求めるなら結婚前

以下のような人は、結婚前に転職するのがおすすめです。

  • 出産の予定がまだ先の人
  • 結婚しても仕事を優先したい人
  • 現段階で、結婚後の新居から職場が遠くなりすぎるとわかっている人

メリットは大きく分けて2つあり、一つは労働時間、勤務地、雇用形態等を結婚後に合わせて選べること、もう一つは選べる仕事の幅が広がることです。仕事の幅が広がるというのは、年齢がなるべく若いほうがポテンシャルで採用される可能性が高まることや、独身女性のほうが出張などにも対応しやすいと考えられるためです。

仕事の選択肢をより多くしたい場合は、結婚前に転職して理想の職場を見つけておくのがベストです。

子育てや家事の時間も考慮するなら結婚後でもOK

結婚後に転職する場合、求人を見た際に、家事や育児などのプライベートと両立できそうか経験を元に判断できるため、転職後に後悔せずに済むというメリットがあります。

また、正社員でなくパートやアルバイトでも構わないという場合であれば、子育てが落ち着くまで一旦退職して専念し、それから復職を目指すということも可能です。特に資格や専門知識を持っている女性であれば、育児後の復職にも成功しやすいでしょう。

現在の職場で働き方を変えることも考える

企業が一度雇った人間を解雇し、新しく一から育てあげるには、コストと時間がかかります。それなら一時的に時短勤務やパートに切り替え、育児休暇を取ってもらったあとに、正社員として復帰してもらうほうがいいと考える企業もあります。

育児が終わってから同じ職場で復職したい場合、まだ上司や人事などに問い合わせたり、交渉したりしていないのであれば、まずは今の職場で確認してみるのがおすすめです。慣れた職場で、転職するよりも安心して働き続けられる可能性があります。

結婚前後の女性が転職する場合確認したい項目

思い切って転職をするからには、問題点を確実に解決する必要があります。企業を探す際に確かめたいポイントをご紹介します。

企業の女性の割合

女性が多い職場は、女性が働きやすい雰囲気や制度ができやすい傾向があります。職場にどのぐらいの割合で女性が働いているか確認しておきましょう。

産休や育休の取得実績

産休・育休の取得実績があることも必ず確認しておきたい項目です。実績のある会社は、会社の規模に関わらず、女性の働き方に対して理解がある可能性が高いです。

残業や出張の有無

結婚したら家族と過ごす時間ができます。もし勤務先が残業や出張の多い職場だと、家族とのコミュニケーションが少なくなり、最悪の場合夫婦間のすれ違いの原因にもなりかねません。

転職の際には長く働き続けたい意思をアピール

企業が結婚前後の女性を採用する際には、すぐやめられたり産休・育休に入ったりしないか、家事や子育てが忙しくて仕事に支障が出るのではないかという点を懸念しています。企業はあらゆる質問で上記の点を確認しようとします。

そこで、そのような質問を受けた際にはただやる気を示すのではなく、具体的な根拠と合わせて、長く働きたいという意志があることを示しましょう。例えば妊娠・出産を考えているかと訊かれた場合は、

  • 両親が近所に住んでいて、仕事中の面倒を見てくれる予定です
  • 保育園を活用する予定で、仕事が忙しい時期は延長保育も考えています

といったように、具体的な裏付けとともに質問に答えるようにするのがおすすめです。

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