20代だからこそ転職に失敗する!?20代の転職で成功するコツとポイント
20代の転職は、30代や40代に比べ、企業からの需要は高く、それだけ選択肢も幅広くなりますが、だからいって、自分の思っている企業に転職できるかはまた別問題になります。しかし、20代だからといって転職回数が多くなると、その20代という若さの価値も低くなってしまうので、しっかりと計画的に転職活動を進めていくことが大切です。
今回の記事では、せっかくの20代の価値を無駄にしないよう、20代の転職を考える上で、失敗しないための大切なポイントを紹介していきたいと思います。これから転職を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
20代の転職で失敗する人に多いパターン
20代の転職では、特に会社や職種を選ばなければ、転職すること自体は難しいことではありませんが、転職した会社が、今の会社よりも条件の悪い会社になってしまえば、結局また転職活動をしなければなりません。そうならないためにも、最悪でも「今の会社よりも、いい会社に転職をしたい」と、20代の多くがそのように考え、転職活動に取り組むのですが、それでも20代だからこそ、転職で失敗する人も多くいます。では、どのような人が転職に失敗するのか、いくつかの失敗パターンを紹介します。
会社の規模や売上高の大きさで転職先を決める人
20代の頃は、どうしても社会人経験も浅いため、優良企業を見分ける基準がわからない人が多いです。中でも、会社の規模や売上高の大きさから「待遇がいいのではないか」「安定しているのではないか」と判断し、転職先を決めてしまう人は転職に失敗する確率は高くなってしまいます。会社というのは、いくら規模や売上高が多くても、「待遇の良さ」や「福利厚生の充実度」は比例しないことを20代のうちから知っておいた方が良いでしょう。なぜなら、会社の給与や福利厚生などの充実度は、会社の規模や売上高では決まるのではなく、その会社の売上総利益(粗利益)から捻出されるからです。
「売上総利益(粗利益)」という言葉をはじめて聞く人も多いのではないかと思いますが、売上総利益(粗利益)とは、会社の「売上高」から「売り上げ原価(仕入高)」を差し引いた後に会社に残る利益のことを言います。
この利益(売上総利益)が原資となり、社員の給与や福利厚生などに分配されるということになります。
また、「売上総利益(粗利益)」を社員の数で割ると、社員一人あたりの売上総利益(粗利益)が出てきます。
例えば、この社員一人あたりの売上総利益(粗利益)が1,000万円程度であれば、業種によって多少異なるとはいえ、その会社の平均年収は約300万円から400万円あたりの水準になります。
このように、いくら会社の「売上高」が多くても、売上総利益(粗利益)が低い会社では、会社全体の給与は低くなるということです。また、売上総利益(粗利益)がいくら高くても、社員一人あたりの売上総利益(粗利益)が低い場合は、会社全体の給与は低くなるということになります。
20代の頃は、会社の規模を示す「社員数」の多さや「売上高」の大きさから、その会社の良し悪しを決めてしまう人が多いですが、規模や売上高がそんなに大きくない会社でも、待遇の良い中小企業もたくさんあるという事実を知った上で、次の転職先を探すことはとても重要なポイントになります。
なぜならば、人気もあり、業績も抜群に良い大手の中の本当の優良企業に転職できればいいですが、やはりそんなに甘くはありません。当然、チャレンジをする資格があるのであれば、チャレンジをすることはおすすめしますが、仮にもそうした誰でもが知っている大手の優良企業に転職ができなかった場合でも、「中小企業の中の優良企業を探す」という選択しもあるということを忘れないでほしいと思います。
特に20代の頃は、そうした社会の仕組みやどのような会社があるのか等、その情報と材料が乏しいため、判断しずらいことも多いと思いますが、そうした場合は、様々な企業の内情を把握している「転職エージェント」を活用しながら、転職活動を進めていくことでより良い企業に出会える確率はグンと高くなります。
転職サイトと転職エージェントの違いを知らない人
20代で転職を考える人の中には「転職サイト」と「転職エージェント」の違いを知らない人が案外多くいます。少しでも優良企業に転職をしたいと考えているならば、転職成功率を下げてしまう要因の一つにも成りかねませんので、転職サイトと転職エージェントの違いは必ず知っておくべきことです。
転職サイトと転職エージェントの大きな違いは、転職先を自分で探すか、エージェントに探してもらうか、という違いです。
転職エージェントを利用することで、キャリアカウンセリングを受けることができ、それまで気づけなかった自分の強みや弱み、あるいは、これまではなんとなくとしか知らなかった業界や職業などの情報を知ることができ、より自分に合った求人案件を紹介してもらうことができます。
一方、転職サイトを利用して転職活動を行うということは、自分自身で求人を探すということになります。自分で自分の好きな業界や職種を探すことができる反面、社会人経験の少ない20代のときは、なんとなくのイメージの中で考えてしまうことが多く、「実際に転職すると違った」というような後悔も少なくありません。そのため、より良い企業を探すのであれば、転職エージェントに登録し、専門のキャリアコンサルタントに相談をしてみることは必須です。その上で、転職サイトで自分で探すか、それとも転職エージェントに探してもらうか、判断することをおすすめします。
また、転職エージェントと一口に言っても、リクルートエージェントやマイナビエージェントと言ったような大手のエージェント企業もあれば、20代や新卒に特化しているエージェントもあるため、最初から1社のエージェントに絞って、転職活動を進めていくことは得策ではありません。少なくとも、数社のエージェントを利用する中で、各社の担当者から実際の話を聞いて、そこから自分に合った転職エージェントを決めることもポイントです。
経験豊富なキャリアコンサルタントは、これまで自分の中では知らなかった様々な情報を提供してくれると同時に、メンタルの面においても大きな支えとなってサポートしてくれますので、心強く転職活動に取り組むことができます。
転職理由が他責になっている人
転職の理由が他責になっている人というのは、「転職理由を他者のせいにしている人」のことです。
例えば、「上司が悪い」「やりたくない仕事をやらされた」など、転職理由を誰かのせいにしていると、いくら行きたい企業を見つけたとしても、その企業側の採用担当者は、「自分に嫌なことがあったら、またすぐに辞めてしまうのではないか?」と考え、いくら「御社では頑張ります!」といっても、なかなか信用してもらうことが難しく、不採用になってしまう確率が高くなってしまいます。
そこで重要なことは、伝え方を工夫するということです。
例えば、人間関係が嫌になって辞めたとしても、その人間関係を克服するために、自分はどんな改善をしたのか、また、それによって何が変わり、何が変わらなかったのか、自分の力では変えられない状況であったことをしっかりと伝える必要があります。
単に「人間関係が嫌になって転職を決めました!」と伝えるのではなく、自分はその問題に対し、何を改善し、どんな変化があったのか、を伝えることがとても大切になります。そうした伝え方の工夫によって、マイナスな転職理由も、プラス要因に十分変えることができます。
20代の転職で成功する人のパターン
先ほどは、20代の転職で失敗する人のパターンを紹介してきましたが、では、逆に成功している人達はどのような特徴があるか紹介していきたいと思います。
20代の転職で成功する人は、退職をしないで転職活動を行う!
転職を考えたとき、今の会社を退職してから転職活動をするか、それとも今の会社に在籍しながら転職活動を行うのか、悩むこともあると思います。一見、今の会社を退職してから転職活動を行う方が、気持ちも落ち着いて転職活動ができるのではないかと考えがちですが、間違いなくおすすめするのは、今の会社に在籍しながら転職活動を行う方法です。
なぜなら、100%転職できる保証はどこにもないからです。また、今の会社を辞めて転職活動を行う中で、希望するような会社からなかなか内定がもらえないと、気持ちにも焦りはじめ、当初予定していた希望企業のハードルを下げてしまう傾向になります。
そうなると、いくら転職ができたとしても、結局、以前の会社より条件の悪い会社に転職してしまう可能性が非常に高くなるからです。そうはならないように、大変な部分はあるかもしれませんが、基本的には今の会社に在籍しながら、自分の希望企業から内定がもらえるように、粘り強く転職活動を進めていくことをおすすめします。
20代の転職で成功する人は計画的に取り組んでいきます。
20代の転職で成功する人は、働く上で何を大切にするか基準を決めている!
転職を考えるということは、今の会社、もしくは以前の会社に何だかの不満があったからだと思います。「給与が低い」「休みが少ない」「有給が取りづらい」「人間関係がしんどい」などなど、退職理由は様々ですが、転職をすれば、以前の職場で感じた不満がすべて解消されることはないと考えておいた方がいいと思います。
なぜなら、誰もが羨むような有名企業から内定をもらえた人でも、辞める人はいるからです。つまり、100%自分の理想通りの会社に出会うことは現実的に難しいということです。しかし、はたらく上で、何を一番大切にしたいか?は以前の職場での経験から一自分自身が1番わかっていると思います。
「有給が100%取得できる会社で働きたい」
「給与や福利厚生が充実している企業で働きたい」
「若い人達が活き活き働いている企業で働きたい」
などなど、自分が次の会社ではこれだけは絶対に譲れない条件は必ずあると思います。20代の転職で成功する人は、まず、自分がはたらく上で、最も大切にしたいことを明確に決めています。また、その働く基準をしっかりと決めることによって、自分が転職しなければならない企業が明確になり、
転職した企業で少し嫌なことがあっても、以前の会社に比べれば乗り越えられるというモチベーションにもつながります。なのでまずは、何を一番大切にしたいか?という自分の働く基準を決めておきましょう。
20代の転職で成功する人は、情報をたくさん集めています!
情報をたくさん集めると言っても、同世代の人に相談してもその情報の価値はあまり高いとは言えません。自分よりも社会人経験も豊富で、様々な人や企業と関わりのある転職のプロに相談を持ち掛けます。いわゆる、キャリアコンサルタントと言われる人達のことですね。
キャリアコンサルタントは、普段から企業の採用担当者や転職希望者と多くの関わりをもっています。例えば、企業側がどのような人材を求めているのか?あるいはその企業は働きやすいのか?などなど、転職希望者が知りたいリアルな情報をたくさん持っているということです。
例えば、転職活動をする際は、求人サイトなどから情報を集めることがあると思いますが、求人サイトなどに掲載されている求人情報はほんの一部に過ぎません。非公開求人と言われる、転職エージェントに登録した人以外には、公開されない求人情報というものがあります。どうして企業が求人情報を非公開にするのかと言えば、有名な企業が求人を出すと、すぐに応募者が殺到するというのも一つの理由です。
あまりにも多くの応募がくると、企業の人事担当者は書類選考や面接の調整など仕事に追われるため、
そのような事態を防ぎ、より効率的に採用活用を行えるようにするために、このような非公開求人にしていることがあります。
そのため、少しでもより優良な企業に転職したいと考えれるのであれば、求人サイトの情報の中から探すだけではなく、
そうした非公開求人の情報も必ず、チェックしておきましょう。
20代の転職で成功する人は、情報をたくさん集めています。
20代の転職を成功させるコツとは?
ここまで失敗する人の特徴や成功する人の特徴を紹介してきましたが、最後に20代の転職を成功させるコツを紹介しておきます。20代の転職では、仕事のスキルよりも転職の理由や志望動機が最も重要になるということを知っておいて頂けたらと思います。
もちろん、仕事のスキルが高いことや、実績があることにこしたことはありませんが、企業側も20代の頃はスキルの高さに大きな期待をしているわけではありません。
むしろ、長期的な視野の中で、活躍してくれることに期待していることが多いため、転職理由や志望動機がいかに具体的で、説得力があるものなのかを重要にします。
つまり、転職理由や志望動機をしっかりと明確にすることができれば、以前とは異なる業種へのチャレンジも十分に可能性があるということです。
企業の採用担当者は、今の会社に不満をもっていることを前提で質問をしてきます。その際、需要なポイントは、その不満は自分で解決できることなのか?それとも自分では解決できない問題なのか?という点を見ています。自分で解決ができるような問題であれば、いくら頑張って説明をしても、説得力に欠けてしまいますが、自分では解決ができない問題であれば、採用担当者も納得せざるおえません。
その上で、志望動機に繋げるということがとても大切になります。
転職活動を進めていく上では、不安なことや心配になることもたくさんあるとは思いますが、世の中には本当にたくさんの会社があります。今の自分の持っている情報の中だけで、転職先を決めるのではなく、転職エージェントや口コミサイトなど様々な情報を集め、計画的に転職活動を進めていきましょう。
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