異業種転職!20代で「キャリアチェンジ」を実現するために
「今の仕事が本当にベストなのだろうか…?」はじめて就職した会社で、任された仕事に一所懸命打ち込むと同時に、ふと将来を考えて一抹の不安を抱える20代の方もいらっしゃるのではありませんか?かく言う私もそうでした。そんなときは、いっそ業界を変えてしまうのも一つの手かもしれません。今よりしたい仕事がある方は「キャリアチェンジ」について考えてみましょう。
目次
キャリアチェンジってなに?
キャリアチェンジとは、一般的に全く未経験の別の業種へと転職することを指します。ですがその中でもいくつかのパターンがあり、「業界」と「職種」のどちらかだけを変える場合も、キャリアチェンジを意味します。
キャリアチェンジのパターン
(例)
●一般事務業⇒IT業界へ
会社の将来に不安を覚え、今後も必要とされそうなIT業界への転職に挑戦するパターン。かなり専門的な知識を要するイメージの強いIT業界ですが、必須の資格等はなく、ネット上に情報も多いことから独学で学び転職する人もいます。また、IT業界への転職者向けに学習と転職紹介がセットになったサービスもあります。
●医療業界⇒アパレル業界へ
人気の高い医療関係ですが、中には激務を強いられる場合も。例えば看護師さんだと、資格があることを強みとして「またいつか医療業界に戻ったら良い」と収入が減ることは覚悟の上でやりたいことをやる、というパターンの転職もあります。また、体を壊したことをきっかけに転職する場合も少なくないようです。
●教員⇒営業職へ
安定しているように思える教員を辞めることは「もったいない」とも思われがちですが、学校という閉ざされたコミュニティで一生を終えることに不安を覚えて転職することもあるようです。民間企業で勤めてみたい、という願望がある方も多いようですね!教職員として培った計画性やコミュニケーション能力を武器に営業職等への転職も見られます。
(例)
●不動産会社の営業
⇒医療機器メーカーの営業へ
●食品メーカーの経理
⇒病院の経理へ転職
●自動車販売業⇒
アパレル販売業への転職
(例)
●金融会社の営業⇒金融会社の経理へ
●デザイン会社の企画営業
⇒デザイン会社の制作業へ
キャリアアップとキャリアチェンジは何がちがうの?
キャリアアップとは、同業界での転職によって「役職」や「待遇」「市場価値」などを上げることを意味します。それまでに業界でつちかった経験やスキルを活かして、より高いポジションを目指すことが目的です。ひとつのスキルを高め、スキルの幅を広げ仕事に活かすこともキャリアアップに該当します。また転職をせず、勤務する会社内で管理職などに昇進・昇格することもキャリアアップと呼ばれます。
キャリアチェンジのメリット
仕事にやりがいを感じられるようになる
あなたは現在の仕事にやりがいを感じられているでしょうか?もし自分の興味のある分野や得意な分野の異業種に転職できたとしたらどうでしょうか?自分のやりたいことを仕事にすることが100%正解とは言い切れません。しかし、自分で選んだ道である、という事実は多少辛いことがあっても乗り越えられる力になります。今仕事内容をつまらない、と感じながら一生懸命働いているのなら、やりがいを感じられる仕事を一生懸命やってみたいと思うのは当然の願望です。また、今とは異なる業界の知人も増え、人脈が広がり、日常生活におおいても視野の広い判断ができるようになる、という声もあります。
キャリアチェンジのデメリット
収入が減る可能性が高い
キャリアチェンジの場合、収入が減るケースが多いです。新たな挑戦は、今までの経験やスキルが活かしきれないため、初心者という扱いを受けてしまいます。希望の業界に入れたからとそこで安心してはいけません。キャリアチェンジのパターンにもよりますが、今までのスキルや経験が本当に通用しないケースもあり得ます。そのためまた一から仕事を覚えなけばならず、ものすごい労力を費やすことになります。
社内転職という手もある
「職場の人間関係や環境はいいんだけど、仕事がつまらない…」という方には安易に転職せず、「社内転職」をおすすめします。転職はやはり不透明な部分も多々あり、実際求人広告でうたっているような環境でない場合がありリスクを伴っていることは事実です。人間関係に満足している場合、仕事でのパフォーマンスが2倍以上変わるという研究結果も出ているので、もし今の職場の環境には満足しているが仕事に不満を抱えているのであれば、例えば「経理」から「営業」に異動するなど仕事を変えてみることもひとつの手です。本当に「今の会社では絶対にできないもの」である場合は転職をおすすめしますが、今の会社に可能性が残っているならば「社内転職」も一つの選択肢に入れるべきだと思います。
20代でのキャリアチェンジをおすすめする理由
20代はキャリアチェンジに挑戦するのに最適です。なぜなら20代と若い時期は思考が柔軟なため順応力が高いためです。また至らぬ点があってもまだ20代だからと周囲も厚くフォローしてくれる場合もあります。そのためモチベーション高くものごとに取り組み、新たなポテンシャルの覚醒にも期待が持てます。
企業が「未経験可」とする意図と求めるもの
なぜ企業は未経験可の求人を出すのか
企業が求人を出す理由として
1、欠員補充
2、仕事量の増加に伴う既存社員負担軽減
3、新しい事業を立ち上げたことによる人員募集
などがあります。
「人材採用」を行ってこれらの問題に対応する企業が一般的です。企業にとって“即戦力”になる人材を、新卒研修などのコストをかけることなく、速やかに採用できるメリットがあるからです。経験者の採用目的が「即戦力になる人材の確保」だとすると、なぜ即戦力ではない「未経験者」を募集するのでしょうか。大きな理由として「企業カラーに染まっていない」ことがあげられます。経験者の場合、独特の価値観や固定概念があったり前職の社風に染まりきっていることがあり、企業の望むようなパフォーマンスを発揮してくれないことがあります。
大切なのは明確な志望動機
業界を変えてまで転職する志望動機は何かをしっかりと理解する
転職の際、一番印象が悪いのが志望動機のない転職です。「なんとなく」と自分自身でも説明することができなければ採用する側も不信感を抱きます。「〇〇に挑戦したい!」と能動的に強くアピールすれば未経験でも期待が持ってもらえるでしょうし、外部要因であれば事実をきちんと説明することが大切です。「前の会社は業績が悪く倒産してしまった…」「結婚を機に転職する」など正当な理由があれば採用する側も理解してくれるはずです。
地位や収入を重視するなら異業種への転職はおすすめできません
多くの転職希望者は、前の会社ではどの程度の地位だったかをアピールしますが、採用側はそこを重要視していないケースも多くあります。地位に固執するなら転職をしない方がいいでしょう。あなた自身の強みは例えば「リーダーシップをとることが得意」なのか、あるいは「集中力が高く作業スピードが早い」ことであるのか、しっかりと自分自身が認識しアピールすることが大切です。
技術や専門知識がなくてもポータブル・スキルがある!
異業種への転職の際、これまでのことは役立たない、とお考えではないでしょうか?たしかに専門的なテクニカル・スキルと呼ばれる部分は生かせないことが多いでしょう。ただ、仕事への取り組み方や人との関わり方など、業界や職場が変わっても関係なく活かせるスキルもきっと身につけてこられたのではないでしょうか?これをポータブル・スキルと呼びます。ポータブル=持ち運び可能、つまり業種が変わっても持ち運びできる力、ということです。例えばヒアリング力や提案力、組織力、問題発生時の対応力、コミュニケーション能力、リーダーシップなど、明確にこれ、というものがないため多岐に渡ります。「社会人として当たり前では?」「自分のスキルに価値があるのかな…?」と心配になるかもしれませんが、決して侮るなかれ!これらを前職できちんと身につけておくこと、またそれだけでなく自分得意、不得意を把握し、得意分野を伸ばしていくことで、新しい職場でも活かせる立派なスキルとなっていきます。
自分のスキルの棚卸しを
ここまで20代のキャリアチェンジについて見てきました。自分が気づいていなくても、転職に役立つ汎用性の高いスキルを棚卸しして転職に臨みましょう。自分が持っているスキルについて、「何となくわかる気がするけど言語化するのが難しい」「そもそもどんなスキルが役立つのかわからない」「うまいアピールの仕方がわからない」など自分一人での作業が難しいのなら、例えば転職エージェントに登録して、専門知識を持ったコンサルタントと一緒に取り組むのも一つの方法といえます。やってみたいことに思い切って飛び込むなら20代がチャンスです。専門知識がないからと諦めず、思い切ってチャレンジしてみましょう!
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